買い叩かれるというのは間違いです

任意売却というのは、土地や建物など不動産の購入後、事業に失敗したり、会社が倒産したりして、借金の返済が出来なくなったときにとる最終手段だと思います。
事情が事情だけに、任意売却では買い叩かれるのではとお思いの方が実に多いのですが、反対です。
不動産を任意売却にする一番のメリットは、売却時の市場価格(取引価格)で住宅を売却出来ることなのです。
一方、差し押さえなどで不動産が没収された場合には、売却は通常、競売のかたちをとります。
この場合、様々な要因で、市場価格より不動産価格が2割〜6割程低く設定されて販売されることが多いのです。
国税庁の差し押さえ品の特売が間もなく始まりますが、あれも同じようなものですね。
任意売却するときに注意する点がひとつだけございます。
それは、任意売却に成功したからといって、売却金額によっては、当該不動産の残債を消化出来ない場合があるということです。
弱り目に祟り目と申します。
任意売却するときには気をつけたいものです。

任意売却とは何か

家を建てたり、購入した場合、住宅ローンを組みます。
毎月、決まった金額をローン返済していくわけですが、遅延なく返済できている時は、何も問題がありません。
しかし、昨今の不景気な世の中、収入が減ったり、職を失うといった事もありえます。
そのような状況になると、当然、住宅ローンの返済が遅れがちになっていきます。
3ヶ月間、住宅ローンを滞納してしまうと、ローンを貸している金融機関は、裁判所に申し立てをする事ができます。
その申し立てが受理されてしまうと、滞納している住宅は、競売物件になってしまいます。
競売物件になると、世間にも競売という事が公表されてしまう上に、市販の相場よりも、かなり安い金額で取引されてしまいます。
そのため、競売で家が売れても、まだ負債が残ってしまう場合があります。
そのような事を避けるための制度が、任意売却です。
これは、裁判所に申し立てをしないで、ローンを貸している側と、借りている側で取り決めをします。
そのため、競売と違って、市場価格に近い価格で、家を売りに出します。
売れた場合も、市場価格に近いので、負債が残らなかったり、引越し費用も出るケースもあります。
また、競売のように、人に知られる事なく売りに出せるので、精神的にも苦痛を伴いません。
最近は、ローンの滞納というと、任意売却になる事が多いようです。